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【オランダワーホリのリアル】ビザ申請中の引っ越しデメリット

Working holiday

ワーホリビザ申請書類に住所を記載する前に

オランダのワーキングホリデービザも認知度が上がったのか、少しずつ人気が高まっているようです。今回は取得のために行う申請プロセスのなかで、「書類に記載する住所」の重要性について、私たちの失敗から感じたことを綴っていきます。オランダワーホリを検討している方の、参考になれば嬉しいです。

ビザ申請書類に記載の住所は重要

オランダの居住許可証(ワーキングホリデービザ)を取得するまでの期間、複数回IND(移民局)とのやり取りが発生します。そのプロセスで、申請する書類に記載する住所は「INDからの手紙発送先」として使用されます。これは申請書類提出から居住許可証受取までの期間中を通して使用されます。私たちが申請したタイミングだと、取得までにかかった2ヶ月間その記載住所が使用されました。

私たちが行ったプロセス

現地人にとっても家探しが困難と有名なオランダで、金に糸目を付けずに物件を選べる立場ではない私たち。当初からすぐに家は見つからないだろうと想定し、2週間の滞在先として選んだAirbnbでの仮住まいを申請書記載の住所として使用するためオーナーに許可をもらい、ビザ申請プロセスを行いました。
ただでさえまだ情報が少ないオランダワーホリ。ビザ申請プロセスを進める上で、この時の判断がこんなにも不便なデメリットを生み出すものとはこの時は知る由もありませんでした。

デメリット1: 住所変更が出来ない 

「仮住まいの住所を申請書類に記載し、引っ越した際に別の住所へ住所変更。」

オランダ渡航前から、その変更が可能なのか在日オランダ大使館等にメールで問い合わせてみても、INDへの問い合わせを促される。国際電話は避けたかったので、INDにメールで問い合わせるも、全く返信は来ませんでした。明確な答えが無いままオランダに到着し、申請書を提出。

申請プロセスでINDに直接訪問する機会があったので、担当者に聞いてみると「分からないが無理だと思う」とのこと。
明確な答えが欲しかったので、あまりかけたくなかったINDに電話で問い合わせてみると、「申請期間中の変更は不可」との回答を受けました。どうやら申請書類提出後の、記載住所変更は出来ないようです。

デメリット2: INDからの手紙が受け取れない

申請書類に記載した住所から引っ越してしまった私たち。そうなってくると困るのが、INDからの個人情報が書かれた手紙や、次のプロセスに関する指示等、申請プロセスが全く負えなくなってしまう事態に。
Airbnbの家主とも、既に引っ越している状態では連絡が取れず、私たちのその後のINDレターは迷宮入り。

デメリット3: 申請プロセスの進捗が全く分からない

INDからの手紙が受け取れないということは、自分たちの申請がどこまで進んでいるのか分からないということ。

INDは、「My IND」というアプリで自身の申請プロセス進捗が確認できるとウェブサイトなどに記載されていたりもしますがここにも落とし穴が。

「DigiD」と呼ばれるアプリを通してのみ、「My INDアプリ」がインストール可能。しかしそのDigiDをインストールするには、BSN(住民登録個人番号)が必須。居住許可証申請段階ではこれを所持しておらず、使用が出来ないみたいです。

デメリット4: INDへの電話確認が必要

INDレター及び、アプリでのビザ申請進捗確認が出来ない状況では、進捗確認方法はINDへの直接電話連絡でのみ。この電話も非常につながりずらく、タイミングによっては40分以上つながらないことも。私たちが手に入れた現地SIMカードの通話可能時間の様子を伺いながら、INDへの確認連絡は週1回程度で行っていました。

おわりに

今回の苦労した経験を通して、ビザ申請書類に記載するオランダ国内住所の重要性を、私たちは痛感しました。

もしかすると私たちが気づけていない他のメリットやデメリットがあるのかもしれませんが、正直ビザ申請の前に知っていれば渡航前から家探しを徹底的に行なって、もう少しうまくやれたと思います。

他のワーホリ可能な国に比べて、まだまだ少数の体験者しかいないオランダ。今後オランダに行く人たちが、少しでもスムーズにプロセスを進められるよう私たちのが参考になれば幸いです。

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