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【オランダ生活】日本のコロナワクチンワクチンパスポートを登録

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CoronaCheckアプリ

オランダ国内では既に使われなくなったようですが、昨年12月以降のロックダウン禍でよく目にしたQRコード。コロナウイルスに関するワクチン接種の証明をしたり、コロナに罹った記録や回復記録などの情報をスマホで表示する「CoronaCheck」というアプリで表示できる仕組み。
私たちは当時はれを所持していなかったために、ロックダウン緩和後も飲食店への出入りが制限されました。現在は、アプリ自体の国内使用は無いものの、海外で渡航制限をしている国に対して証明するため利用する目的などのために残っているようです。

日本のワクチンパスポートとの互換性

私たちがオランダに渡航した際は、条件として書面でのワクチンパスポートの取得が挙げられていました。

日本での2度のワクチン接種証明は、ワクチンパスポートにて証明可能。しかし、オランダでCoronaCheckアプリが使用されていた当時、日本のワクチンパスポートを所持しているだけでは、該当アプリでQRコードが表示できず、飲食店などへの入店は叶いませんでした。
理由はシンプルで、日本のワクチンパスポートは公式なものではあるが、オランダのシステムには登録されていないためGGD(オランダ保健所)には認識されていないためです。BSNという住民登録番号を持っていなかった私たちにとっては、住民にすらなれていなかったので登録は不可能でした。

システムに登録されていないデメリット

2022年5月15日現在、日々の生活ににおいて、日本のワクチンパスポートをオランダのシステムに登録する差し迫った必要性はありません。ですが今後どこかで不都合が発生するのではと思っていた矢先、コロナワクチンのブースター接種に関する案内メールを、住民登録している地域からEメールで受け取りました。
早速打ちに行こうと予約をしようとした際に、頭をよぎったのが、

「どうやって予防接種会場で、これが私たちにとっての3回目のワクチン接種だと証明できるのだろう?」

という疑問でした。仮にその場でワクチン接種が出来たとしても、それが3度目のブースター接種だとオランダで証明する術が私たちにはないのではないか。アプリの必要性はオランダで特にないとはいえ、何が起こるか分からない世の中です。先送りにしていたシステム登録の必要性が見えてきました。

GGDでのワクチンパスポート登録プロセス

プロセス1: GGD訪問予約

思い立ったが吉日ということで、仕事の休憩時間を使いGGDへ問い合わせの連絡をしてみることに。

Getting proof of vaccination after being vaccinated outside the Netherlands
Please note: From 1 July 2023 the European rules that allow COVID certificates to be issued in the CoronaCheck app will expire. You can download or print a COVI...

上記リンクの自身が該当する条件から連絡先を見つけ、電話をかけてみました。
ロックダウン当時は、電話が全然つながらないという情報が、色々なところで流れていました。しかし状況が変わったおかげですぐに電話が繋がりました。
ユトレヒト、アムステルダム、フローニンゲン、ロッテルダムで登録のための予約が出来ると記載があったものの、平日仕事があるKの関係上、土日に対応可能な場所を聞いてみたら、ユトレヒトなら可能との回答。そのままの電話で予約が出来るとの説明を受け、電話越しに直近の土曜日で予約が取れました。
予約時に聞かれた内容としては、連絡先や住所、BSN番号だけでなく、ワクチンパスポートに記載されている情報についての確認などもあったので、関連書類を手元に置いた状態での電話がスムーズです。

プロセス2: GGD訪問

予約をとると、伝えた連絡先に予約確認のメールが届きます。個人ごとに予約をする関係上、MとKで別々に予約をしたのですが、MのEメールアドレスにはメールが届いたものの、Kには届かず代わりにSMSメッセージで確認連絡が届きました。(Eメールアドレスを電話で正確に伝えるのは難しい)

ユトレヒトセントラル駅目の前のショッピングモール内にある、GGDへの訪問予約は14:15。しかしユトレヒト初上陸で二人とも不安だったので10時過ぎくらいに場所の確認も兼ねて訪問。受付に話しかけてみると、

「空いてるからそのまま進んでいいよ」

というまさかの対応。中途半端な時間に予約してしまい観光しにくいことを少し後悔していたので、非常に有難い!

プロセス3: GGDでの登録

登録自体は至ってシンプル。日本で取得したワクチンパスポートと、居住許可証、BSNを証明できる書類を渡すと、担当の人が情報入力をしてくれます。
GGD側でのシステム登録が終えると、登録情報をCoronaCheckアプリにインプットするための書類がもらえます。アプリを事前にインストールしておけば、その場で登録方法も教えてくれるので簡単。ということで無事二人とも日本でのワクチン接種記録を、オランダのシステムに登録することが出来ました。

おまけ

GGDでの登録時に、担当者の人とおしゃべりしている中で、ブースター接種を打ちたいという話をしていたところ、

「打ちたければユトレヒト駅前なら予約なしで打てるよ」

という耳寄りな情報が。いつでも可能というわけではないのかもしれませんが、居住地でのワクチン接種予約がいつになるかもわからなかった私たちにとってはうれしい情報。その足でそのままブースター接種まで済ませ、午前中のうちに二つも要件を済ませることに成功。午後は優雅にユトレヒト散策と、アジアンスーパーで米の調達をして、満足気に帰宅しました。

補足: ブースター接種については、接種会場にて自身のBSN情報に基づきワクチンデータが登録されます。事前にDigiDへの登録を済ませた上で、CoronaCheckアプリにログインすると、DigiDを通じてワクチン情報が追加できるので、ブースター接種の証明QRコードの発行が可能になります。

いつ使うかの予定はないかもしれませんが、窓口が空いているうちに済ませておけると便利かもしれません。

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